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私は人間関係において、また社会の秩序を保つためにとても重要なものは「良識」と「友愛」であると考えます。「良識」は客観的で公正な判断を下すための理性であるのに対して、「友愛」は「相互尊重・相互理解・相互扶助」で言い表されるように相手を思いやる心、即ち感情です。自己の尊厳を尊重すると同時に、他者に対してもその尊厳を尊重する精神です。理性と感情が相まって、良い人間関係や社会が構成されるのです。
つまり、人間関係や社会の秩序が良好に保たれるためには、みんなが社会のルールを守ったり、様々な問題が起きたときに公正な判断が下されるといった良識が求められます。しかしその時に、自分ファーストで行動すれば、相手や社会の中で不和や確執などが生じやすくなります。自分自身が自立心を持つことは大切ですが、他者との間で共生の心を育むこと、即ち、友愛の心によって、相手を思いやることで、不和や確執などを避けることができるのです。
残念ながら、今の世界の指導者の間に欠けているのがまさに「良識」と「友愛」ではないかと思うのです。民族や宗教の違いで殺し合ったり、国際法が踏みにじられたりしている世界には、「良識」もなければ、「友愛」も欠如していると言わざるを得ません。社会全体より自分自身の利益を優先したり、自国の国益ばかりを追求することによって、他者や他国を傷つけ、敵視し、しばしば争いを起こし、戦争にまで導いてしまうのです。「良識」と「友愛」の溢れる世の中になれば、戦争など起こるはずがないのです。私たちは少しでも「良識」ある世界となるために、また少しでも「友愛」が広がる世の中となるために、活路を見出しながら活動していきたいと願っています。
鳩山友紀夫(2026.07.07)
友和リサーチセンターの活動について
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